盲腸

「ここまでわかる!胃カメラ・大腸カメラ・腹部エコー」シリーズ 第11回 急性虫垂炎(腹部エコー) 腹部エコー検査

「ここまでわかる!胃カメラ・大腸カメラ・腹部エコー」シリーズ 第11回 急性虫垂炎(腹部エコー)

虫垂は盲腸からぶら下がっている細い袋状の臓器です。正常ではエコーで同定することは困難ですが、虫垂炎を起こすと腫大するためエコーで見えやすくなります。ただし虫垂の位置には個人差があり、大腸の裏側など見えにくい場所にある場合はエコーでは分かりにくいこともあります。一般的には虫垂は腸腰筋の前面で見つかります。慣れない間はエコープローブを水平にして、大動脈から総腸骨動脈を追っていくと、腸骨動脈・腸骨静脈の断面が2つ並んだ横に腸腰筋が見えます。その前面で虫垂を探してください。