腹部エコー

「ここまでわかる!胃カメラ・大腸カメラ・腹部エコー」シリーズ 第17回 脂肪肝 腹部エコー検査

「ここまでわかる!胃カメラ・大腸カメラ・腹部エコー」シリーズ 第17回 脂肪肝

「脂肪肝」の疾患概念の変遷  かつて、脂肪肝は深刻な肝障害を引き起こさず、放置しても良いと考えられていました。  しかし1980年ごろから脂肪肝を原因とした肝障害・肝硬変の報告が相次ぐようになり、1998 年に米国で開催された米国国立衛生研究所主催のコンセンサス・シンポジウムにおいて、「脂肪性肝疾患…
「ここまでわかる!胃カメラ・大腸カメラ・腹部エコー」シリーズ 第14回 水腎症 腹部エコー検査

「ここまでわかる!胃カメラ・大腸カメラ・腹部エコー」シリーズ 第14回 水腎症

水腎症とは  腎臓で作られた尿は、尿管という細い管を通って膀胱にたまり、膀胱から尿道を通って体の外に出ていきます。この通り道のどこかが詰まると、尿がうまく流れずにたまってしまい、尿管や腎臓がふくらんでしまいます。  特に腎臓から尿が出ていく部分(腎盂と呼ばれます)はふくらみやすく、腎盂がふくらんだ状…
「ここまでわかる!胃カメラ・大腸カメラ・腹部エコー」シリーズ 第11回 急性虫垂炎(腹部エコー) 腹部エコー検査

「ここまでわかる!胃カメラ・大腸カメラ・腹部エコー」シリーズ 第11回 急性虫垂炎(腹部エコー)

虫垂は盲腸からぶら下がっている細い袋状の臓器です。正常ではエコーで同定することは困難ですが、虫垂炎を起こすと腫大するためエコーで見えやすくなります。ただし虫垂の位置には個人差があり、大腸の裏側など見えにくい場所にある場合はエコーでは分かりにくいこともあります。一般的には虫垂は腸腰筋の前面で見つかります。慣れない間はエコープローブを水平にして、大動脈から総腸骨動脈を追っていくと、腸骨動脈・腸骨静脈の断面が2つ並んだ横に腸腰筋が見えます。その前面で虫垂を探してください。