当院一般内科外来の特徴
特定の診療範囲に拘らず、広く患者さんを受け入れます
近年、大病院を筆頭に医療の分業化が進み、かつて単に「内科」と呼ばれていた内科系外来も、消化器内科、呼吸器内科、循環器内科など、多くの診療科に分けられるようになりました。専門分野に特化することによって知識を深め、医療レベルを押し上げようとする考えです。それ自体は良いことなのですが、患者さんからは自分がどの科を受ければよいのか分からないとの訴えを度々耳にするようになりました。「うちの科じゃないから・・・」とか「まずは○○科で診てもらってから・・・」と診療科をたらい回しにされることもあると聞きます。
病院の診療科は臓器別に分けられていますが、患者さんの症状は必ずしも臓器別に分けられるものではありません。例えば吐き気はお腹以外にも頭や胸が原因のこともありますが、お腹のことだけ調べて後は知りませんという態度の医者では困りますよね?みなさんは特定の臓器を調べてほしいのではなく、ご自身の症状を治して欲しくて医療機関を受診しているはずです。ですから当院の内科外来では特定の領域に拘らず、全身を診ることを大事にしています。もちろんクリニックに出来ることには限界がありますから、必要な場合には高次医療機関へと紹介させて頂くこともあります。しかしその際にも最適と考えられる病院・診療科を当院で責任を持って選ばせて頂きます。
過度な検査を行うことなく、みなさまの訴えに立脚した診療を行います
クリニックには大きな病院ほど検査機器が揃っていませんから、検査をしなくて大丈夫?と不安に思われるかもしれません。しかし優れた内科医は患者さんの訴えだけから7割程度の確率で正しい診断を下せるとされています。身体診察や検査は、残り3割の診断を絞り込んだり、診断結果を確認したりするためものです。何も分からないから闇雲に検査をする、あるいは検査をしてから考える、というのは内科医の本道ではありません。患者さんの訴えを傾聴し、注意深い診察を行い、どの臓器にどんな問題が生じているのか推測することこそが内科医本来の役割です。当院では問診と診察を重要視しています。ただ、その分お一人ずつの診療に時間がかかることがありますので、ご了承ください。
豊富な臨床経験を生かし、医療における総合案内役を務めます
これまで私は京都大学附属病院をはじめとした日本の最先端の医療現場から地域に根差した市民病院まで、幅広い医療機関で診療にあたってきました。そうした中で得た内科全般の知識を活かし、当院では風邪やインフルエンザ、頭痛、喉の痛み、腹痛、息切れ、糖尿病や高血圧、痛風発作など、幅広い体調変化を診させて頂きます。あなたの症状から病気を診断し、最適と考えられる治療方針を提示します。その上でより高度な医療が必要な場合には適切な専門医を紹介することで、医療における総合案内役となります。発熱や腹痛など、はっきりした症状が出現されている方のみならず、体調のお悩み、健康上の不安などを感じておられる方も、お気軽にご相談いただければと思います。
一般内科で扱う主な症状
- 体温計で熱を測ったら38℃以上あった
- 微熱が続いている
- 咽喉がイガイガする
- 咳が続いている
- 痰が絡まることが多くなった
- 足や手などの皮膚がむくんでいる
- 坂道を上っていると息が苦しくなる
- 疲労感が抜けない
- 体重が減ってきた
- 吐き気を感じることがある
- 胸の辺りがムカムカする
- 食欲がなくなってきた
- 肩こりがひどい
- 肌が荒れている など
※高熱の場合、新型コロナウイルスなど感染症の可能性もあります。事前にWEBから当院の発熱外来を予約頂ければ、お電話で受診のタイミングを案内いたします。発熱外来の予約が埋まっている場合は電話でご相談ください。予約状況にもよりますが、可能であれば対応させて頂きます。
- 院長
- 木村 佳人
- 診療内容
- 内科、内視鏡内科、消化器内科
- 住所
- 〒663-8107
兵庫県西宮市瓦林町1-21
KBクリニックビル1F - アクセス
- 西宮北口駅から徒歩15分、甲子園口駅から徒歩13分、瓦木支所前(阪急バス)下車すぐ