新型コロナウイルス感染症に対して当院で実施している診療

当院では新型コロナウイルス感染症に対して以下の2つを実施しています。

  1. 新型コロナウイルス感染を診断するための検査(発熱外来)
  2. みなし陽性の認定(みなし陽性外来)

1.新型コロナウイルス感染を診断するための検査(発熱外来)

1-1.PCR検査(核酸増幅検査、NEAR法:鼻咽頭より検体を採取)

一般的に「PCR検査」と呼ばれている検査は正式名称を「核酸増幅検査」と言います。核酸増幅検査にはRT-PCR法、LAMP法、NEAR法などいくつかの種類が存在します。当院はNEAR法を実施可能な検査機器を院内に設置していますので、検体採取後15分以内に結果を確認することが出来ます。
NEAR法(Nicking Enzyme Amplification Reaction法)は、発症から10日以内であれば代表的な核酸増幅検査であるRT-PCR法と同等の精度が見込まれています。また、厚生労働省からもRT-PCR法と同等の検査として承認が得られています。
余談になりますが、アメリカのトランプ前大統領が新型コロナに感染した際に診断に用いられたのも、当院で採用しているのと同じアボット社の検査機器です。

1-2.抗原検査(鼻咽頭より検体を採取)

PCR検査と同じく、新型コロナウイルス感染症の診断に用いることができる検査です。感染していない人を陰性と判断できる確率はPCR検査と同じくほぼ100%ですが、感染している人を陽性と診断できる確率はPCR検査よりも劣ります。ただし実際に現場で使用した感覚では、発熱・咳・咽頭痛などの症状がはっきりと出ている人に対しては十分な診断精度を持っているように思えます。当院では基本的にPCR検査試薬が不足している場合に限り抗原検査を実施しています。

1-3.新型コロナウイルス抗原とインフルエンザウイルス抗原の同時検査(冬季限定)

2022年夏の時点で、西宮市内でインフルエンザウイルスの集団感染が発生しています。また、散発的なインフルエンザ患者の報告も見られています。このため2022年の冬以降は以前と同様にインフルエンザウイルスも流行する可能性があります。そこでご希望の方には新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスの同時検査を実施します。ただし新型コロナウイルスに対する検査方法が抗原検査限定になることをご了承下さい。(インフルエンザウイルス単体での検査は実施いたしません)

1-4.受診方法

発熱外来は予約が必須です。
WEBまたは電話により予約をおとり下さい。
また、円滑な検査のためWEB問診にご協力ください。
予約・受診方法はこちらをご確認ください

1-5.診断後

新型コロナウイルス感染症と診断された場合、症状に応じた薬を処方します。
また、重症化リスクの高い方にはラゲブリオ(モルヌピラビル)という抗ウイルス薬を処方することも可能です。
診断から2~4日後をめどに電話で健康観察をさせて頂きますが、症状悪化時には随時電話でご相談ください。
(電話診察として薬を処方することも可能です)

2.みなし陽性の認定
(みなし陽性外来)

令和4年10月21日、兵庫県保健医療部感染症対策室より、新型コロナウイルス感染症と診断するにあたっては必ず検査が必要との通知があり、みなし陽性の取り扱いは一旦休止することになりました。
令和4年11月1日から当面の間、同居家族に新型コロナウイルス感染症の方がおられ自覚症状がある場合でも、診断のためには抗原検査ないしPCR検査を受けて頂く必要があります。
ただしご自宅で抗原検査を行い陽性となった方に関しては、引き続き医療機関での検査なしで診断を行うことが可能です(研究用ではなく医療用キットを使用している必要があります)。

2-1.みなし陽性とは

R4年2月8日付の西宮市保健所からの通達により、感染している可能性が非常に高い方に対しては検査を省略して新型コロナウイルス感染症と診断しても良いことになりました(みなし陽性)。みなし陽性であっても公的な扱いは検査により診断された方となんら変わりません。
また、これとは別に市販あるいは県から配布される医療用抗原検査キットを用いてご自身で検査を行い陽性となった方も、医療機関で再検査することなく新型コロナウイルス感染症と診断してもよいことになっています。

2-2.みなし陽性外来の対象者

以上を踏まえ、当院では以下の条件を満たす方を新型コロナウイルス感染症と診断するために、流行期には「みなし陽性外来」を設置することとしました。

診断の要件:以下のうち2つ以上を満たす場合は院内検査なしで新型コロナウイルス感染症と診断する

  • 同居する家族(ないしパートナー)が医療機関で新型コロナウイルス感染症と診断されている。
  • 発熱、咳、のどの痛み、のうち2つ以上を認める。
  • 抗原検査キット(薬事承認を受けたもののみ。研究用は除く)で陽性と診断されている。

ただし以下の除外条件があり、重症化リスクの高い方は検査または診察を受けて頂く必要があります。
以下にあてはまる方は医療機関で検査・診察を受けて下さい

  1. 65歳以上の高齢者
  2. 癌の治療中
  3. 肺、心臓、腎臓、肝臓に持病がある
  4. 糖尿病、高血圧、高脂血症による治療を受けている
  5. 免疫を抑制するような薬を使用している(ステロイド等)
  6. 喫煙している
  7. 妊娠している
  8. BMI30以上の高度肥満

2-3.受診方法

条件によって来院が必要な場合と来院が不要な場合とがあります。
当院まで電話でお問い合わせください。

当院の「新型コロナウイルス
感染予防」
4つの基本対策

01.手洗いは基本的な感染対策です

手洗いにより、水洗いのみでもウイルス量を1/100に減らすことが出来ます。石鹸を用いるとさらに1/100(あわせて1/10000)に減らすことが出来ます。

手洗いは医療現場においても昔から励行されている基本的な感染対策の一つであり、高い有効性が証明されています。

そこで当院では入口近くに手洗い場を設けました。出入りの際にはぜひ手洗いをお願いします。

ご来院の際の手洗いはあなたが他の方にウイルスをうつさないため、お帰りの際の手洗いはあなたがウイルスをご自宅に持ち帰らないためです。

消毒用アルコールも設置していますので、こちらを使用して頂いても結構です。

02.通常のビルよりも換気口を多くとっています

当院は新型コロナウイルス流行後に開院を決定していますので、設計段階から感染対策を行っています。写真は換気用設備の設置が終わったところを撮影したものです。矢印は換気口を表しています。

ビル本体の設計時点から関与し、一般的なビルよりも換気口を多めに設置しています。院内では十分な換気が出来るようになっていますので、安心してご来院ください。

03.院内では全ての方にマスク着用をお願いしています

お互いにマスクをしていれば、たとえ感染者の隣にいたとしても濃厚接触者にはなりません。
自分が感染しないため、さらに濃厚接触者扱いとならないため、マスクの着用は有用です。

新型コロナウイルスは眼、鼻、口の粘膜から体内に入り込むと言われています。眼を飛沫から守るものがフェイスシールド、鼻と口を飛沫から守るものがマスクです。また、マスクは自分が出す飛沫の量を減らす効果もあります。
あなたとあなたの周囲の人のために、マスクの着用をお願いします。

濃厚接触者の定義

  • 感染者と同居あるいは長時間の接触があった者
  • 感染者の気道分泌物もしくは体液等の汚染物質に触れた可能性の高い者
  • 手で触れることのできる距離で、必要な感染予防なしで、15分以上の接触があった者

新型コロナウイルス感染症患者に対する積極的疫学調査実施要領(R3年11月29日版)より

04.カーテンは抗ウイルス仕様のものを使用しています

院内のカーテンは抗ウイルス仕様です。エンベロープを持つ微生物に対して抗菌・抗ウイルス効果を持つEtakを線維表面に固定化することで、ウイルスを不活化できるとされています。

右のグラフはインフルエンザウイルスに対するEtakの効果を確かめた論文からの抜粋ですが、新型コロナウイルスにも同等の効果が期待できます。

0798-67-8881
院長
木村 佳人
診療内容
内科、内視鏡内科、消化器内科
住所
〒663-8107
兵庫県西宮市瓦林町1-21
KBクリニックビル1F
アクセス
西宮北口駅から徒歩15分、甲子園口駅から徒歩13分、瓦木支所前(阪急バス)下車すぐ
休診日 木曜・祝日
:土日 午前診の受付時間 8:45~12:00
:土日 午後診の受付時間 13:30~16:45
受付時間
午前診
8:45~11:30
午後診
13:00~15:45
夜診
17:15~19:30