生活習慣病について

生活習慣病のイメージ画像

最近体重計に乗ったのはいつですか?
20歳ごろに比べて体重は増えていませんか?
健康診断で指摘された高血圧・高血糖・高コレステロール血症を放置していませんか?
これらの質問にギクリとしたあなたは、まさに今が生活習慣病治療の始め時です。今すぐお近くの内科を(できれば当院を)予約して下さい。

生活習慣病とは、糖尿病や高血圧、高脂血症、高尿酸血症などを包括した概念です。脂っこい食事を摂り、野菜をあまり摂取せず、運動もあまりせずにいると徐々に体重が増え、内臓脂肪が蓄積し、やがて生活習慣病になります。日本に限らず先進国は飽食の時代であり、不健康ですが美味しいものが溢れています。つい誘惑に負けていると、あっという間に生活習慣病になってしまいます。
生活習慣病は、自覚症状がない初期の段階からあなたの体にダメージを与え続けています。放置すると脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まり、あなたが思い描いている健康的な未来の生活が脅かされます。何かが起きる前にこそ、治療を開始する必要があります。

脂質異常症(高脂血症)

かつて高脂血症と呼ばれていましたが、俗にいう悪玉コレステロール=LDLの値が高いだけでなく、善玉コレステロール=HDLの値が低いことも重要な異常であるという考えのもと、現在では「脂質異常症」と呼ぶことが推奨されています。LDLが血中に溢れていると動脈硬化が進行し、血管内にコレステロールの固まり(プラーク)を形成するようになります。プラークが何らかの刺激で破れると血小板が集まって血栓(血液の固まり)が形成され、血管が閉塞してしまいます。これが脳の血管で起こると脳梗塞に、心臓の血管で起こると心筋梗塞になります。こうした事態を避けるため食生活をはじめとした生活習慣を改善し、内服薬を開始して血液中の脂質濃度を基準以下に保つ必要があります。

糖尿病

糖尿病は本質的には「血糖が上昇する病気」ではなく「血糖を下げる機能が低下する病気」です。実は体には血糖を上昇させる機能は多数あるのですが、血糖を下げる機能は「インスリン」と呼ばれるホルモンがほぼ単独で担っています。糖尿病ではこのインスリンが不足、あるいは機能が低下しているために、糖分を摂取すると血糖値が異常に上昇してしまいます。血糖値が高い状態が持続すると全身の血管が気付かないうちに障害され、様々な臓器に悪影響(糖尿病合併症)が出現するようになります。糖尿病治療の目標とはこの「糖尿病合併症」を予防し、みなさんの健康的な生活を維持することです。
診断は血液検査と問診からなされますが、健康診断などで異常を指摘されることが診断のきっかけとなることが多いようです。加齢は誰にでも訪れる糖尿病の危険因子ですので、ある程度の年齢になれば定期的に健康診断を受けることが重要です。
血液検査で以下の3つの基準を一つでも満たすと「糖尿病型」と診断され、糖尿病の疑いが高いと判断されます。

  1. 空腹時血糖値 126mg/dl以上
  2. 随時血糖値(食後血糖値)200mg/dl以上
  3. HbA1c 6.5%以上

ご自身の健診結果は問題ありませんでしたか?
「糖尿病型」を指摘された場合、再検査を経て糖尿病と診断されるか、「糖尿病の疑い」として経過観察になるかが決まります。ただし「糖尿病の疑い」とされた方も現在の生活習慣を継続していると数年以内に高率に「糖尿病」に移行してしまう可能性があります。また、「糖尿病の疑い」の段階から糖尿病合併症の一部は進行し始めていると言われており、疑いの段階から生活習慣を改めることが重要です。
糖尿病型にあてはまる方は、当院をはじめとする医療機関を受診し、詳しい説明を受けて下さい。初期から適切な治療を受ければ、糖尿病は決して恐ろしい病気ではありません。

高血圧

高血圧が続くと動脈硬化などの血管障害から脳卒中、心筋梗塞、腎障害の危険性が高くなります。さらに中年期に高血圧が続くと、将来認知症を発症するリスクが高くなると言われています。これら高血圧の合併症により、年間約10万人が亡くなっていると言われており、高血圧は健康上の重大な問題です。血圧が140/90mmHgを越えていると確実に高血圧ですが、測定条件によって微妙に診断基準が異なり、これより低くても高血圧と診断されることがあるため注意が必要です。
高血圧の多くは「本態性高血圧」と呼ばれ、いくつかの原因(動脈硬化、塩分貯留など)が複合的に作用して血圧を上昇させると考えられています。このため本態性高血圧は原因を取り除くことが難しく、多くの場合治療(生活習慣の改善と内服薬)を継続する必要があります。しかし高血圧の10%程度は単一の原因による高血圧であると言われており、これを2次性高血圧と呼びます。通常の降圧薬には抵抗性であることが多いのですが、原因を取り除くことが出来れば治癒します。腹部エコー・腹部CT検査や血液検査で2次性高血圧かどうかを見分けることが出来ます。特に急に悪化した高血圧、若年者の高血圧、治療抵抗性の高血圧では二次性高血圧を疑う必要があります。高血圧の検査・治療を希望される方はご相談ください。

高尿酸血症

血液中の尿酸量が多くなった結果、尿酸の結晶が析出して炎症を起こす病気が痛風です。結晶は全身のあらゆる部位に析出する可能性がありますが、析出しやすい場所に関節と腎臓が挙げられます。関節に結晶が析出すると関節が腫れて強い痛みを伴うようになります。典型的には足の親指付け根の関節に結晶が析出し、発赤と腫脹が出現するとともに歩行も困難なほどの痛みを伴います。このような状態を痛風発作と呼びます。似たような病気にピロリン酸カルシウムの結晶が析出する偽痛風がありますが、典型的にはもう少し大きな関節(ひざの関節が多い印象です)が腫れます。腎臓に尿酸結晶がたくさん析出すると腎機能障害を生じる(痛風腎)ようになり、放置すると透析が必要になることもあります。
血中尿酸値は肥満があると上昇しやすくなり、特にレバーなどの肉類、白子、干物、マイワシやカツオ、ビールなどを食べると上昇しやすいため注意が必要です。尿酸値と症状から治療が必要と判断された場合、内服薬を開始します。
高尿酸血症を指摘された方は検査・治療の計画を医師と相談してください。

0798-67-8881
院長
木村 佳人
診療内容
内科、内視鏡内科、消化器内科
住所
〒663-8107
兵庫県西宮市瓦林町1-21
KBクリニックビル1F
アクセス
西宮北口駅から徒歩15分、甲子園口駅から徒歩13分、瓦木支所前(阪急バス)下車すぐ
休診日 木曜・祝日
:土日 午前診の受付時間 8:45~12:00
:土日 午後診の受付時間 13:30~16:45
受付時間
午前診
8:45~11:30
午後診
13:00~15:45
夜診
17:15~19:30